世界観

◇十二の町
あこの世界は円を描くように12個の町が存在する。それぞれの町の名前は十二支に由来し、その町並みはほとんど変わらないが様々な特色がある。たとえば酉の町には『治癒師』と呼ばれる特別な力を持った者がいるが、戌の町にはいない。代わりに戌の町には『御霊神社』という大きな社があり、様々な加護を受けることが出来る。このように、それぞれの町にメリットデメリットがある。

◇塵(じん)
主に日が沈んでから現れる謎の生き物。大きさはバラバラ、真っ黒でシルエットは人のようだが頭部が無い。一部例外を除き動きは非常に緩慢。昼間でもじめじめとした暗いところには出ることがあり、より多くの魂に集まる習性がある。塵に一瞬でも触れると『障り』という火傷のような状態になり、自然治癒しない。長時間触れていた者は消滅する。


◇闇喰(くらはみ)様
塵を操っているとされている神。邪神として広く知られているが一部では”闇喰様こそ真の神だ”と信じて疑わぬ者もいる。そういった者を集めて作られたのが”闇喰教”。入信するには特別な儀式が必要だとか。

 
◇憑喪之神(つくものかみ)
あこの世界を作ったとされる神。

 
◇見廻り組
すべての町にある警察のような組織。増えすぎた塵を退治したり町の治安を守る。
呼び方は町の名前+組。戌の町だったら『戌組』となる。

 
◇常闇の道(とこやみのみち)
町と町をつなぐ街道。名前の通り常に夜であるため塵が現れるが、頻度はそれほど多くない。この道にだけ、巨大な黒い波のような塵が現れる。

 
◇神器(じんぎ)
塵と戦うための武器。普通の武器としても使えるが、塵以外を消滅させることはできない。

 
◇纏装(てんそう)
神器を授かれない亥の町で独自に開発された武器。武器というか防具である。戦い方は格闘術のみとなる。子供からお年寄りまで誰でも扱える。

 
◇使芥(しかい)
塵に名を与え、使役できるようにした生き物。見た目は塵と変わりがない。